離婚を切り出す前にやるべきこと。子どもを傷つけずに円満離婚する方法
結婚してから「こんな人じゃなかったのに!」と思うこと、たくさんありますよね。
一緒にいることが苦痛になってしまった時、「離婚」という選択肢を選びたくなります。
でも、子どもがいるから離婚することを我慢しているひとはたくさんいます。
とはいえ、我慢にも限界がありますので、子どもを傷つけずに円満離婚をするために絶対にやるべきことを教えます。
子どもにきちんと説明する
離婚をする時期が、子どもの新学期や新学年に上がる時だということはよくあります。
離婚をすると、両親のどちらかについていくとしても転校をしなければならなくなります。
子どもにとっては、学校や友達とのつながりがあるなかで生活をしていますので、子どもにとって転校するというのは、親が思っている以上に大きな負担となります。
そのため、転校をする可能性がある場合、子どもの生活環境を考慮しつつ、 離婚をする時期を調整する必要もあります。
また、子どもには、両親が離婚することをきちんと説明しておく必要があります。
子どもが小学生低学年だったら、よくわかっていないだろうと考える方もいますが、子どもは思っている以上に親の状況をわかっています。
親が別れることで、親のことを気遣って無理に明るく振る舞っているケースもあります。
ですので、子どもをできる限り不安にさせないように離婚をしたあとの家や学校、生活などについて説明する必要はあります。
子どもは順応性が高いと言われていますが、親の勝手な都合で子どもの生活を変えてしまうので、気持ちが追いつかず順応できないということもあります。
子どもの心によりそった対応をするようにしましよう。
お互いの離婚の条件をハッキリとする
離婚することを伝える前に、離婚するための準備や条件をまとめておくこと は大切です。
たとえば
子供の養育費は月10万円
子どもが成人する●年●月まで養育費をもらう
親権は自分が持つが、子どもとの面会は自由にできる
財産分与は折半にする
といった感じで、自分が離婚をするための条件を整理しておくことは必要です。
ほかにも、住宅ローンや学資ローンなどはどうするか?自分が払うのか、相手が払うのか、それとも両者で負担をしていくのか。
ローンのことを考えないまま、離婚の話が進んでしまうと、お互いが感情的になってしまって、円満離婚ができない状態になる夫婦はたくさんいます。
絶対に、住宅ローンのことを話さずに自分が家に住み続けるというようなことはないようにしてください。
家族の共有財産を調べ上げる
離婚時に行われる財産分与に関しては、お互いの共有財産をすべて調べ上げておく必要があります。
相手に離婚話を切り出すと、この貯金は自分が結婚する前に貯めたものだから、財産分与には当てはまらないと言われるケースもあります。
相手の貯金がいつからいつまでが独身時代に貯めたものなのか?など、調べるのは大変です。
特に離婚協議がスタートすると、お互いが感情的にぶつかりやすい状態になってしまうので、まともな会話ができなくなってしまいます。
結婚中に築いた財産は、折半することが基本です。
専業主婦だとしても夫婦で努力して築き上げた財産は、夫婦の共有財産として財産分与の対象となります。
離婚を切り出す前に絶対にやるべきこと
離婚のときに一番問題になるのが「家」です。
離婚をして子どもを引き取るにしてもしなくても、住む家をどうするかは重要な問題です。
家は財産分与の対象になるため、離婚前にどうするかを決めないといけません。
家を売って財産分与をするのか?
どちらかが家に住み続けるのか?
住宅ローンが残っていたらどうするのか?
家をどうするのか決めないと、子どもは「学校が変わったりするのでは?」と不安になります。
そこで、子どもを安心させて円満離婚をするために、あなたがするべき事は.…
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